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読んだり、書いたりの日々
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3日前に戻りたいと神様に祈ってみたのは
無駄な抵抗をするという病にかかっているからだ。


風が吹いたからね、などと自然に責任を押し付けて
無駄に抵抗したあげく
ぐったりして、すべての事を諦めてしまう
これが、私の悪いところであり
とても可愛いところでもある。

マンションに戻って一人ぼっちになるのは嫌だったから
どうでもいいような男に電話をしてみる
わざわざ出て来てくれた、その人のネクタイを見ただけで
こんなことなら女友達にすればよかったと後悔する

どうでもいいような店で呑みながら
どうでもいいような話を聞いていた
それでも、一人ぼっちよりは、うんと幸せだと
自分で自分を慰めるのだ、いつもいつも。

たらふく呑んで食べたら
無性に独りになりたくなったので
急用ができたと嘘をついた
申し訳ないので、その人の分までお勘定を払って店を出たら
罪の意識はすごく軽くなって
なんだか、身体も軽くなった。

生まれて初めて恋だと思えるような
痛くて切なくて苦しいものを味わった
15の頃の美しい気持ちは、何処に行くのだろう
今の私は、のっぺらぼうのようだと
帰る道すがら思ったけれど涙などは出ない

思いもよらず、1度だけだけれど
1カ月ほど、にわか愛人になったからかもしれない
そうやって人はのっぺらぼうになってゆくのかもしれない

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日本人というのは
どうして、こうも、制度に縛られたがるんだろう。


婚姻なんて制度は
本来必要ないと私は常々思っているけれど
日本で生きる場合には
子を産んだり、その他諸々するということも含め
諸手続きの関係上、当事者同士が婚姻関係にあると便利なのだ。


だけど、それが、精神を不便にしたりする
これはまぎれもない事実だけれど
それが、不幸をもたらすわけではない

しかしながら
結婚の先に在る最終地点、夫の葬儀。
そんなものに向かって行動するのに抵抗がある。

最終回のお話がある程度決まっているなんて
なんだか嫌なのだ。


いやいや、したい人はしてください
最後まで夫婦で手をつないでいたい人も間違っていないから
その人生を全うしていただきたい

でも、それが難しい人間も存在するのだ。


婚姻関係に在れば、傷つかないことが多い
というのも現実だろう

私のことを本当に好きなの?
なーんて確かめる必要も疑う必要もないのだから


結婚=大好きな者同士
多くの場合、そういう概念を持っているのだからね


恋愛関係において持っていた
私の事、本当に好きなの?という
ほどよい緊張の気持ちが

婚姻関係においては
私を好きなくせに、なんでそういう態度なの?とか
私を好きなら、そんなことしないで。とか

この思考では…心に傷がついちゃうんじゃねーの?である。


たった、紙切れ1枚があるために
自分を投げ出す勇気や
自分をさらけ出す勇気を失うのは
どうなんだろう。


何処に行くの?あの女と何かするんでしょう!
お前こそ、あの男と何してるんだ!


あぁ、そんなことに人生を使うなど
心底もったいないわけだし
そこにいない者のことなど無視して
いま、向き合ってる者同士で時間を共有する
そうでなければ、なんだか、勿体なく思う
私は、なんと器の小っちゃな女であることか。


つらつら考えたけれど
別に結婚しなくったって
好きな男とは一緒にいられるんだし
いま、結婚してるなら、わざわざ離婚する必要もないのよ

恋愛は戸籍に何の影響ももたらさないから


まぁ、自分の愛する人が
どれだけ頑張って踏ん張って生きてきたか
どうせなら、そういうもの受け止めたいわ
そうして、ちゃんと向き合いたい

それが20年下でも
それが20年上でも
そんなものは関係ないという気持ちを添えて。

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まだ、児童だった頃を思い出して
次にちゃんと大人になった私を思い出して
ゆっくりと時間をかけて伸びをする。

背骨のあいだに隙間をつくるようにしてから
最後に小さい声を漏らすと、ようやくあきらめがついた。

おはようございます。

乳児、幼児、児童、いろんな時期の私が
伸びと一緒に積み上がり
また私になって一日が始まった、少し気が重い。

私の朝などは、たいていこのような感じで
簡単に書きますと、寝起きが悪いだけです。

そんな朝、小田急線などに乗ったりして
静かだけれどキラキラしている
丸いように見えて尖がった部分のある
小さいけれど力強い、ぼんやり光る灯りのような
そういう人に会いに行きました。

知ってることをシェアしたり
知らないことを聞かされたりする、それは至福の時間であったし
そういう一瞬に「あぁ、生命がなにかを共有している」と
しみじみ感じるのである、なにしろ淋しがり屋なので。

私は、いつも、恋をしている
恋こそ生きる情熱だから、恋をしている。
それは一編の詩であったり、1枚の絵であったり
もしくは1枚の写真であったりもするし
誰かの思想だったり、1曲の歌であったり、景色であったり

そうして、それは、あなたっだったりもする。

私は、いつかの日にきっと
冊子となった彼女の作品を喜んで読む日を迎えたい
形となった彼の作品をこの世に産みだしたい
1枚のCDとなった歌に演奏に涙したい
そんな人に出会えている、私のこの人生は
なんと美しく波瀾万丈であろうかと
小田急線の窓から見えた夕日を迎えながら考えた

本当にしたいことにしか一生懸命になってはいけない
我々の生命の長さなんぞはたかが知れているのだから
それを我儘と言われても
それを好き勝手だと言われても
好きなものは好きと言いたい
嫌なことは嫌と言いたい
我々の生命の長さなんぞはたかが知れてる

しかしながら出来うるならば
次の世でもあなたと会えますように
そんな風に思える人をたくさん持つということが
私の生きがいなのです。

人間万歳、生命万歳、わたし万歳。

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古本屋に入ったときに
私は大人になった気がした。

古本を手に入れたときには気がつかなかったけれど
本の間に栞のように写真が挟まっていることがある

あ!と息をのむ瞬間。

なんだか、見てはいけないものを見てしまったような
そんな不思議な気持ちになる

あ!と思うのだけれど
写真をじっと見つめてしまう

だいたいの場合において風景写真が多いのは何故だろう?

捨てるには忍びないけれど
アルバムに貼るほどでもない
そんなところかもしれないけれど。

捨てるには忍びないけれど
いつもそばに置いておくようなものではない

なんだ、それって私じゃない。
そうつぶやいたら可笑しくなってきたから笑ってみた
笑ってみたけれど、笑うにはふさわしくないことだと気がついた

笑うにふさわしくないことでも笑ってしまいがちな
そんな自分に呆れながら冷蔵庫を開けてヨーグルトを掴みだす
ペリっとふたを開けてふたに付着したヨーグルトを舐めとる
ちょっと、彼のことなど思い出して舐めてみようかしら?
でも、ヨーグルトと一緒にしてはまずいな、と呟いてみたら
今度は本当に可笑しくなったので笑った。

いつものようにヨーグルトの中に一掴みのシリアルを放り込んで
スプーンでぐるっとかきまぜ口にいれる
おいしい。一人でもちゃんとおいしいと言うことにしている
いただきますも、ごちそうさまも、ちゃんと言うと決めている
独りで暮らし始めたばかりの頃、うっかり1日中黙っていたら
電話がかかってきたときに声が出なかったという経験がある
それ以来、最低限のあいさつや感想を言うなんてことをしている

その甲斐あった。

携帯が鳴る、こんな時間に?誰だろう?

あぁ、可愛いN君からだった
男の子なのに、なんでこんなに可愛らしい声を出すんだろう?
N君と話しているといつもそう思う
そんなことを考えているから、ぼぅっとなってしまう
「聞いてる?」N君の声で我に返ることがしばしばあるから
私は、彼の中でいつもぼうっとした人ということになっているんだろうな

人間関係でとてもとても苦しんでいる彼は
私の孤独な一面をとても良いと言ってくれた
彼を見ていると、本当に好きな人とだけ生きるということが
本当の人間らしい生き方ではないかと思えてくる

それなのに、私ときたら、生活のために嫌な時も笑えてしまう
嫌な奴にも従うことができる、いとも簡単に

なにが、富なのか?寝る前に考えるのが此処のところの楽しみだ
古い本の間にあるような捨てるには忍びない写真だって
誰かにとってはとんでもなく価値のある場所を写しているのかもしれない

私は、そんなことを考えながら
ちょっとN君のことを思い出している
私たちは、これからどんな風になっていくのだろう
恋に落ちるのだろうか?親友になっていくのだろうか?
普通の友だちのままなのだろうか?

どちらにしろ、繋がっていくことに違いはない
人は人と否応なしに繋がっているのだから
不必要でも、忍びなくても、惰性でも、同情でも
一度でも触れ合えば、その繋がりは消えはしないのだから

新しい恋など、このようにして始まるのだなと思いながら
もう1度歯磨きをして眠ることにした。

明日は雨かしら?そんなこと思いながら
ヨーグルトと彼の味わいを思い出し比べながら
伝統のように繰り返される人間の愛を考えながら
罪が善である場合を想いながら

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フレッシュな苺と、ほくっとした方のバナナ
林檎は王林で、アスパラはグリーンもホワイトも
ズッキーニとレタスもお願い

ヨーグルトやら、エスプレッソローストの豆なんかも
スパークリングウォーターと白ワイン
やっぱり、カプレーゼもいいな

イタリア産のプロシュートを用意したら
いただきまーす!

あ、いけない、パンは!パンパン!

富ヶ谷のルヴァンでカンパーニュを調達♪

あとは、景色のいい場所でいただきます。

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